宝ヶ池の悲劇(2001/10/14)

・・・まさか、こんなところで泣くとは思いもしなかった・・・。

今季京都の宝ヶ池球技場での最終戦。
立命館大学パンサーズvs近畿大学デビルス!!!

ここまで、パンサーズは同志社、神戸、大阪産業大学に圧勝しているだけに
今回も、調子がいいと言われている近畿大だが、
きっと快勝してくれるに違いないと、誰もが信じて疑わなかった。
某アメフト雑誌にも、パンサーズの偏差値が関西学院大学ファイターズよりも
高い数値の評価であった・・・。

試合が始まる。
・・・・??????なんだかおかしい。
デビルスのディフェンスは、もちろん秋季フラッシュボウルで戦ってきた
チームの中では、一番であろうが、なかなかパスも通らず、ランも出ない。
ファーストダウンもとれぬまま、デビルスの攻撃へ・・・。

デビルスの攻撃が長いと感じるのは私だけか??
だんだんともどかしくなる。
やっとのことで前半得点したのは鏑木のフィールドゴール3点だけ。
スコアボードも寂しい。スタンドのみんなの心も寂しい。

チアさんのハーフタイムショーの後、後半へ。
みるからに、攻められている。
妙な緊張感の中、最終第4クォーター。
とにかくフィールドゴールで点を稼いで6−0としているものの
1TD(タッチダウン)ですぐにひっくり返されてしまう点差。
気が気ではない。
ひたすら手を組んで祈る。

・・・しかし、思ってもみない悪夢が襲った。
後半残り6分で、デビルスのロングランの末、TDを奪われる。
「ぎゃぁぁぁっぁぁっぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
21世紀初頭にして、世紀末の雄たけびであった。
最悪の事態が頭をよぎる。
ここで負けていては、甲子園ボウルも、そしてライスボウルも。。。。。

時計を見る。
あと5分ある。
なんとか、なんとか繋いでほしい。3年越しの夢へ。

ここでパンサーズも気合が入らないわけがない。
少しづつ、しかし着実に敵陣へ攻め込む。
やっとこの試合でパンサーズらしさが見られた時間だった。
反則もやたら出る。
選手たちも焦っているのだろう。
気持ちは観客も同じである。

残り2分49秒・・・それは起こった。。。。。。。。。
交代したばかりのWR(ワイドレシーバー)冷水が・・・・
「いけぇ〜〜〜!!!!!いけぇぇぇ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」

はっ!と気づくと、スタンドの観衆は全員立ち上がり、両手を挙げ、
歓喜の声をこれでもかと出しまくっていた。
ああいうとき、気持ちを共有している人間は、みな同じことポーズをとる。
さらに気づくと、うれしさと、そして安堵の思いで、目頭が熱くなっていた。
気持ちよかった。あんなに燃えたのは久しぶりであった。

その後は、リズムの出てきたディフェンス陣、とくに山中キャプテンが
素晴らしい活躍を見せた。
ラストの10秒は、まるで年越しのようなカウントダウン・・・。

終わってみれば12−7。
決して、内容のいい試合とは言えない結果であるが、
何か、パンサーズは私たちの心に残していってくれた。

きっとくる、その先の奇跡。










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